真向法について
2025年10月07日 00:43
真向法は、萎縮した筋肉や神経をよみがえらせ、圧迫された血管を正常にし、身体のすみずみまで酸素や栄養をゆきわたらせる健康体操です。よく「老化は脚から」という言葉を耳にします。脚には、前後、内外にそれぞれ筋肉がついています。これらの筋肉が老化してくると、体にいろいろな悪影響を及ぼすようになってきます。脚の衰えは腰を弱くし、腰が悪くなれば上半身の姿勢も崩れて全身がゆがんできます。そして、悪い姿勢は内臓の働きを悪化させることにつながります。やがてそれは、不健康な印象と状態をもたらすことになり、ひどくなれば病気につながってしまうこともあるでしょう。フランスの生物学者であり外科医でもあるアレキシス・カレル博士は「多くの人は病人ではないが、健康でもない」と言っています。こうした不健康な状態、いわゆる生命の衰えは、決してある日突然訪れるものではありません。また、偶然に起こるものでもなければ、不幸にして出合うものでもありません。長い時間をかけて、その原因を積み重ねた結果、必然的に自分の体に表れてくるのです。真向法は脚を若返らせ、腰の関節を正しく整備して、私達人間が本来持っている生命力(健康であろうとする力)を甦らせようとするものです。一見単純に見える4つの体操ですが、正しく継続して行えば、姿勢を自然に矯正し、内臓を元気にし、全身の血行や神経の伝達などを円滑にするという効果が期待できます。真向法は、病気にかかりにくい心身を自分の潜在的な力でつくり出す、積極的な健康体操法です。